日本においてはマイノリティであることは罪である

「罪だ」と誰にも(面と向かって)言明されないかもしれないが、罪だ。
少数者であることは罪だ。内容がどうこうではなく周りと協調できない個性がある事自体が罪だ。
その証拠に「罰」が与えられる。
罪があれば罰があるだけでなく、罰があるからこそ罪として機能する帰納的な罪は一般的にあり得る。
例えば近親相姦(罰:遺伝子障害)とか禁忌のたぐいだ。
ここでは罰がどうしようもなく確立されているために罪が肯定される。

日本以外でも原理的にはそうかもしれない。でも日本以外についてはあんまり詳しくないのでこういう言い方になる。まあ釣りかもしれない。

罪じゃない、マイノリティである事は悪いことでは無いと主張する向きもあるだろうし、それは正しいとも思うしそういう世界だといいよねとも思うけど、
「悪く無い」って事が多くの人に共有されたとしてもマイノリティである事に対する罪はなくならない。

正しい事でも一人でやれば罪である。もれなく孤独という罰が与えられる。
不正でも大勢で行えば罪ではない。
罪自体は言明されずむしろ否定されたとしても、口でそう言いつつ結局「罰」自体は行動で肯定されるのでどうしようもない。
でもそれはそういう物だから幻滅してはいけない。