自分を不当に矮小化する人はどうしようもなく傲慢だ。


他人はいくらでも対象化できるものですが自分は無理なのです。
だって自分が虫けらだと考えると、その自分である虫けらにとって虫けらは虫けらではありえず、虫けらだって足元の小さなダニを私たちが虫けらを見るように見ているでしょう。


では通常の自分のことを虫けらのように考える人の思考の実態はどうなっているのか。
それは謙遜のよういで、自己卑下の皮をかぶった自己防衛と傲慢です。
自分を虫けらのように思うとき「自分」はその虫けらである自分以上のものになった気になる事が出来ます。しかもその弱い自分に酔ってさえいるのですから吐き気がします。


一体何時からそんなに偉くなったのか。
(こんなこというとまたニ何とかみたいだといわれそうですが。)


というかはてなで最近そういう自分に酔った感じのブロガーを良く見る様な気がするんです。それなら自嘲気味の文体の方がまだましだなあと。


ああそれから朝日的な啓蒙してやろうという、上から見下ろした感じのブロガーも多いような。?