皆わかっちゃいない、fromdusktildawn氏が「 汚らわしい負け組ども 14:31」でしていること。

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 id:fromdusktildawn氏は実に戦略的な行動家のようですが、このエントリーはその実践の典型的な例でしょう。from氏は思ったことを書いているわけではありません。これは相手の利己的感情を利用して「win-win」するということの成功例でもあります。


 このエントリーにおいてfrom氏に負け組みだと槍玉に挙げられている人たちは実は負け組ではなく「勝ち組」です。
 というかfrom氏自身は実は彼らのことを真の負け組だとは思っていないでしょう。彼(from氏)のエントリーがミームとしての最大の効果を発揮するのは、実は「勝ち組」に対してだからです。
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「割りぜりふは歌舞伎の技法だ」

「何が言いたい、やぶからぼうに」

「 ―― これを読んだ今、おまえは既に感染している!」

「可哀想に、この人間は、今後アニオタがアニメ特有の技法・割りぜりふ ―― 」

「 ―― などと言うたびに」

「 ―― 本来は歌舞伎の伝統的技法でアニメの技法ではないんだと」

「 ―― 思ったり言ったりしなければならなくなる」
妖精現実:話たちの話


 from氏が仕掛けたのはこういうミームです。
対象が自分と余り関係ない人をネット上で攻撃しようとした時このミームが発動します。
このミームは対象に「こんなことをするのは負け組じゃないか。」という考えを浮かばせることができ、その人がもし「自分は負け組みではない」「自分は負け組みにはなりたくない」という感情を持っている人物であれば、その人の行動をコントロールすることが可能です。
 恐ろしいことに、コントロールされた側は「自分はやっぱり負け組みじゃないんだ。」と満足できるので得をし、勿論攻撃されなかった人も得をする。
 ここにfrom氏の理想である「win-win」が実現します。