新聞の裏を読むという技術にも裏がある

新聞で良く書いてあるパターンなのだが、政治の世界の話などをしているときに記者が、ある政治家のああいう行動には実はこういう裏があって周りの受けとかを気にしてやっているのである等というのだ。
こういう書き方は、ああそういう風に思わせたいのかなどと読者に思わせて政治家のやることを真に受けさせないようにするというわけでとりあえずいいことであるようにも思えるのであるが、やっぱりこれも読んでいる人の気持ちをコントロールしようということでは政治家のやってることとそんなに変わらないようなものなのである。
こういう書き方の効果というのは書かれた人のやったことの意味合いを弱くするというものなのである。だからある人の印象よくしようと思って、そのひとがもし電波なことをする人だったらこの書き方を使うことでその人への悪い印象を減らすことが出来るのだ。
その意味でこれは少し高級な情報操作だともいえるのである。


本当かどうか確かめたいなら朝日新聞の社説でも見てみればいいであろう。また最近韓国あたりが騒がしくなっているのでノムヒョン大統領について書いてある所なんかにはとくに、やったことの裏を読むということがたくさん行なわれるに違いないのである。