国家の品格は何でそんなに売れるのか不思議なんだけど。

国家の品格の武士道っていうのは、武士道というか道徳規範でしょう?あれを武士道と呼ぶのが適切かは微妙な所だと思うんですが。
要するに道徳規範って言うのは精神の問題なわけです。善悪を判断する所までが道徳規範の役割です。
しかし武士道というならばもう少し行動を規定するべきでしょう。精神と行動に関する洞察がなければよくある中身の伴わない道徳規範と同じであり、これまでのように腐敗を招く結果しか待っていないでしょう。
作者は何度も例に出てきたようにイギリスの騎士道精神のようなものとして武士道を設定したいのだと思います。
それでは中途半端です。そして武士道っていうものはもともとその欠点を補えるほどのものだったとも思うのです。
その重要な要であり他の道徳規範と武士道を格別する部分が抜けているのではないでしょうか?