最近よく聞く話

実際、テレビとか新聞が偏った報道をしていてもそれ自体はそんなに怖いことじゃない。
怖いのはテレビや新聞で報道されていることを大体鵜呑みにしてしまう人が大勢いることだ。偏った報道に怒って朝日とかを叩いている人たちも、全面的にいいとはいえない。怒っているのは報道機関を信じていることの裏返しだからだ。
これから五年ほどかけて報道機関がまとまって慎重に反中国色を強めていけば日本は対中強硬派ばかりになるだろう。その逆も簡単に。
そしてそれに反対すれば、私が小学生の頃教科書に間違いがあるといって笑殺されたのと同じことが起こるんだろう。
それはポピュリズムというマスコミによるファシズムというようなものじゃないかと思う。

完全にマスコミがファシズムみたいに国民を誘導するようになるには、まずまとまらなくちゃならない。あとはマスコミ側がそのつもりにならなければ無理だろう。
そんなことにはならないのでマスコミ自体のファシズムなんていうものはあり得ない。
ただし統制されないマスコミがまとまる場合も一つ考えられないこともない。言い方が悪いが、マスコミの頭が空っぽで利益追求しか考えられないというのならまとまった形になるだろう。
これは後先考えない暴走だから性質が悪い。

しかしながら頭空っぽなおかげか報道機関の信用は(少なくともインターネット上では)今は落ちているわけで、報道機関なんて信頼されてない方がいいと思う私としては悪いことじゃないと思う。
しかしやはりマスコミに完全に依存している人というのは存在している。そういう人たちは本当に自分でそれを選択できたのだろうか。