おやすみプンプン4巻感想とか

もういやだもういやだとか思いながら、書きます。大した理由もないけれどもまあ、漫画の感想とか。
おやすみプンプン4巻
三巻から続いておじさんの話と、プンプンパートの話が交錯しつつ、あんまり有機的に絡み合うってわけでもなく別の話として独立していて、そこんとこはちょっとどうなのかなと思いますね。まあこういうのは群像劇っていうのか言わないのか。今回は半分ぐらいおじさんの話なのでした。

あ、ここからはネタばれあるので注意です。
前半のおじさんの話はとにかくひどい話やね。そういうふりで始まったんだから当たり前だけど。てっきり例の娘さんとやっちゃったんだと思ってたのにやってなかったのですね。びしょぬれのまま押し入れに隠れてたら風邪ひくわ。
というかこのおじさんの話は全く感情移入できんなあと思う。このおじさんどう考えてもあほだ。誤解を恐れない(気にしない)言い方で言うと変態だ。自分は踏みとどまったんだからさあ、もうちょっと違う考え方だってあるだろういやないかも知んないけどね。
しかしプンプンといいおじさんといいお父さんといい、人のどす黒いところばっかり書かれるキャラの容姿がトリなので読者がある程度距離を取ってそれを眺めることができるのでした。女の子はねえ、もともとかわいいからいいんだど、男の変態なんて、デフォルメ度が高くないとみんな正視に堪えんでしょう。変な神様が出てくるくらいの虚構加減がちょうどいいのでしょう。この虚構具合というのが肝要で、ドラマとかでこれを間違えると痛いことになるので大変です。まあ最近ドラマ見ないけどね。アニメは虚構度が高いのでいくらでも変態を出して話を知っちゃかめっ茶かにできるんだけど、実写だと大変です。クドカンなんかはその点うまいですね。というのが最近流行っていいる言説です。俺の中でです。
さて、女の子です。これが言いたかったので。女の子可愛いですね。しかし本当に可愛い女の子は翠さんでした。三人ほどかわいい女の子が出てくるんですが。(しかしおじさんの元カノの書かれ方が非道。容赦ないな。)一人は前巻から登場したおじさんの回想内に出てくる陶芸教室の生徒のおばさんの娘もう一人が現在のおじさんに交際を申し込んでいる、翠さん。んでもう一人が言わずと知れたプンプンの片思いの相手、ヒロインの愛子ちゃんです。しかし、翠さん以外は、人物の暗い部分をコントラスト強調するために見かけがかわいいだけに感じる俺です。愛子ちゃんは家庭事情かなんか知らんけど、心が大変なことになっていてこんなことを言います、「たった一人でいいから頭のてっぺんからつま先まで1ミリ間違いもないくらい、完全にわかりあいたい」そしてそうなれるならその瞬間にしんでもいいと。俺はこの愛子ちゃんがいとしくていとしくて、自分もそうなのだと、愛子ちゃんのように僕も死んでもいい、それが叶うのなら死のう。そして愛子ちゃんかわいくてかわいくて仕方ないので自分がその一人になりたいなどとは、
断じて思わなかった。そんなに今俺は感傷的な人間ではなかったらしい、でも昔はそれぐらい感傷的だったかも知れん。なのでわかるっちゃ分かる。あるいはプンプンが主人公じゃなかったら。あるいはアニメ化して新房とかがものすごい演出したら思うかもしれないけど。
しかしこの文章まとまり悪いですね。リハビリ中なんですが・・・
まあ、愛子ちゃんについては、この子大変だなあ、いやプンプンは愛子ちゃんと鹿児島にいかなくてよかったけど昔のいにおならついて行ったんじゃなかろうか、しかしこういうのは白馬の王子様幻想の歪んだってだけのものじゃないのだろうか、という感想を持ちました。
さて翠さんですが。さっきも言いましたがこの人は素晴らしかった。いや言ってなかったかも知れんが、、何が素晴らしいって名前が翠であり、その名前がぴったりな姿かたちでありながらとてもかわいいので、この概念(翠という名前でありその名前にぴったりの姿でしかしかわいい)という時点で反則勝ちでしょうと言います。私は。同じ約束破ったら殺す約束も、翠さんのはちょっと性格が極端な愛子ちゃんと全然違うっつーんだよなあ。いやオジサンはさっきも言った通り最低だね。勿体ない。ふぁっ!
ああもうひとりの女の子は冒頭いきなりびしょぬれで出てきておじさんに襲い掛かって大変エロかったです。しかし返り討ちにされておじさんと元カノがやることやってるのを押し入れの中で聞かされるという、大変グロテスクな状況になりました。どうでもいいけど元カノが不細工に描かれてかわいそうだね。

というわけでおやすみプンプン4巻ですが、たいへんグロテスクなところもあって正直おもしろいのかと聞かれるとよくわからないというかんじ。しかしきっと登場人物のうち一人くらいは好きになれるでしょう。バト部の先輩とか翠さんとか、あーあとこまっちゃんは、ないな。愛子ちゃんが好きになる人は大変だね。今回あんま出番なかった二人の話もまたいずれあるだろう。
あ、主人公は無理。
とりあえず翠さんかわいいので俺は続きを待つでしょう。