もっとも効果的なテロはトロイの木馬型テロじゃないか?

小泉首相が、自民党をぶっ壊すと言った時。よく言うよと思いながらも真に受けてしまった、あるいは幾らかの期待をもってしまうほど説得力があったと思ったのは、小泉首相が確かに自民党を一番ぶっ壊せる場所にいたからでした。


あるモノを壊す時、外側から破壊するよりも十中八九内側から破壊した方がたやすいです。また、壊したいモノの中心に近ければ近いほど、壊すのはたやすくなります。
例を挙げるのも面倒ですが、その意志がなくても内部が原因で崩壊した組織なんていうのは数えられないほどあるようです。内部の裏切り者のせいで戦争に負けたなんて話もよく聞きます。
それ以外でも「アルマゲドン」って言う映画で隕石を破壊した方法もそうだったし、トロイの木馬の話なんかは典型的です。


テロを行なう場合。その目的は大体、ある政府等の組織の破壊ということになりますが、もっとも効果的に破壊を行なう方法はその組織の内側に入ることでしょう。
ある国の最高権力者を殺そうと思ったらその権力者の護衛程度まで近づければ容易いですし、その国を破壊する事の一番簡単な人間はその国の最高権力者です。要するに標的の自爆ボタンを押せるのならそれが一番良いのです。


テロのその大きなリスクは罪悪感や恐怖となって精神にかかってきます。効果が大きければ大きいリスクも大きくなります。上に書いたテロが実際に起こしにくいのは精神的な負担が大きすぎるからでしょう。


二十歳でテロを決意。その後20年ほどまじめに働いた後突然テロを実行。


実際にやるとなるとこういうことになるのですが、そんなことが出来る人間がいるでしょうか。
しかしテロは基本的に外道の戦法ですからもしかするとありえるかもしれません。